デザインとは何だろう。

ブックスタンド

私は、デザインの仕事にたずさわってから(ブランクの期間を除いて)合計すると約20年くらい。今は子育てをしながら、自宅でお仕事をいただいているので、年数は長くても時間にしたら短いのかもしれません。
今回、重い腰を上げてやっと自分のブランディングと、ホームページを作ろうと決めました。

自分のアタマの中を整理するためにも、子どもに仕事の説明をするためにも「デザインとは」を自分なりに考えてみました。

高校2年生の時に、将来の進路を決めなければならない時まで「デザイン」という言葉にまったく無縁だったのですが、絵を描くこと、縫うこと、編むことが好きで、それを生かすための仕事が「デザイナー」という職業なんだと、おしえていただきました。

「デザイナー」になるためには、デッサンを学んで、美術大学やデザインの専門学校で勉強をして、デザイン会社で働くというのが一つの道筋ですが、その道筋でなくても、センスと行動力、学ぼうと思う強い気持ちがあれば、道が拓けて仕事や人とめぐり逢えるのだと思います。

まわりを見渡せば、家も、家具、カーテン、家電、洋服、食器、調理器…と生活に関わるすべてが、誰かによってデザインされています。道に生えてる雑草や、野鳥たち、昆虫、雲、雨、風は「自然」ですよね。

紋黄蝶の絵

デザインとして必要とされていることは、どんなことでしょう。
*広告だったら、わかりやすい、インパクトがある、集客したい…
*商品なら、使いやすい、たくさん売りたい、おしゃれにしたい…
*食品は、安心・安全を伝えたい、美味しそうに見せたい…
*洋服であれば、着心地がよい、おしゃれ、バリエーションが豊富…など

使う人がどういうものが必要なのか考えたり、広告を見る人がどういう言葉なら、どういう写真なら魅力を感じてくれるか考えて、それをカタチにしていくことが「デザイン」だと思います。
制作する時は、自分も「好き」と思える方が、よりお客様にも伝えられると思うので、クライアント様の良いところをたくさん見るようにしています。
使う人たちを想定せずに、自分の作りたいものを作ったり、世の中にメッセージを伝えるための行動は「アート」「芸術」になるんでしょうか。でも自分の作りたいものが、多くの人たちの共感を得る場合もあります。
私も美術館や博物館でアート作品を観たり、演劇やライブも好きです。

今日に感謝をして、前向きに、よい仕事ができるように努めてまいります。