5月にStopmotion Animation(こま撮りアニメ映画)の「JUNK HEAD」を観に行ってきました。日曜日の朝のニュース番組で「JUNK HEAD」の紹介をしていて、どうしても観たくて、その日の夕方にひとりで映画館に行きました。
コロナが落ち着かない中、心配もありましたが、時間的にも混んでいないだろうと。
「JUNK HEAD」は7年間かけて、キャラクターや背景、撮影も編集も、音声も、堀貴秀監督ひとり(途中からスタッフの方3〜4人になったようです。)で制作したとのことで、絶対に観たい気持ちになりました。
ストーリーはコメディー寄りのSFで、ちょっとグロテスクなものも登場してきましたが、主人公のロボットもかわいくて、最後まで楽しめました。
完成をイメージして仕上がりまで突き進めることがなによりすごいなぁと感動しました。
NHKのキャラクターの「どーもくん」を制作したドワーフの制作した「こまねこ」も大好きで、そこからこま撮りをいくつか観ました。
ロシアで製作された「チェブラーシカ」や「ミトン」も気持ちがあたたかくなるような素敵なこま撮り映画です。
こちらのこま撮り映画は、子どもと一緒に楽しむことができます。
あと、こま撮り映画ではないのですが「HOKUSAI」も観ました^^
こちらもずっと観たかった映画で、混んでいないと想像する時間帯に行き、座席も他の人との間がけっこうあいていたので、安心して観ることができました。
北斎のことは、学生の時に勉強して少しは知っていましたが、16年くらい前の2005年秋〜冬に、東京国立博物館で開催された「北斎展」で展示されていた500点の原画や版画を実際に観て、北斎のファンになりました。
北斎は亡くなる90歳まで、たくさんの絵を描いています。
勝川春郎、宗理、葛飾北斎、戴斗、為一、画狂老人卍 など(もっと数多く)改号していたようです。
お酒も飲まないし、部屋も散らかっていて、絵を描くことに明け暮れて他のことは気にかけなかったそうです。生涯で93回も引越ししたとか。
北斎を演じた柳楽優弥さんと田中泯さんの二人が素敵だったので、こんなにかっこよかったのだろうか…と思ったり、同じく江戸時代に活躍した浮世絵師の歌磨や写楽も登場し、このような人物だったのかなぁと想像して、楽しかったです。
それでも江戸時代は、文学や芸術に対して厳しかったようで、斬られたりする場面は、ちょっと子どもたちにはきつそうです。
時々は映画も観に行きたいです。
早くコロナが落ち着くことを願っています。