Adobe Frescoであんぱんを描いてみました。

Adobe Fresco(アドビ フレスコ)を使って、好きなパン屋さんのあんぱんを週末に描いてみました。
実際の画用紙に描くときは、水彩色鉛筆のFABER CASTELL(ファーバーカステル)を使っていますが「この茶色とこの茶色の中間の色が家にあったらよかったのに」ということもあって、そのような「持っていない色」をFrescoだったらすぐに選べるのがうれしいです。

あんぱんのイラスト

描くために用意したものは、iPad、Apple Pencil、iPadとPencilを入れるケース、紙の質感のフィルム。
iPadの画面はツルツルしているので、少しザラっとした紙の質感のフィルム(透明)を貼っています。

iPadにFresco

Frescoを使える権利は、Adobe Fresco 単体プラン、Adobe Photoshop 単体プラン、Adobe Creative Cloud コンプリートプランとあるようです。スマホにもダウンロードしようとしましたが、iPad専用でした。
(上の写真のアップルタッチアイコンはブログを書いた当時のものになります。)

あんぱんを机に置いて、じっと見ながら描いてみました。2時間くらいかかりました(^^;
本当は質感が豊かなクロワッサンを描きたかったのですが、売り切れていたので、あんぱんに。丸くて表情が少ないかなと思って、手でちぎってみました。

レイヤー別の表示

Frescoでは色の塗り重ねが、レイヤー別にできます。右側に表示されている小さな四角の枠がレイヤーです。レイヤーで重ねることによって、もし描き方を失敗しても、その部分だけ削除ができるので便利です。
あんぱんのつぶつぶ「ケシの実」は3つのレイヤーで作ってありますが、グループ化して、レイヤーで好きな場所に移動も回転もできます。「あんこ」も同様にレイヤーをグループ化しています。途中でクリームパンにも変更できそうです。

そして、そのレイヤーが別々のまま、デクスクトップPCのPhotoshopで開いて作業ができます。

Air Dropで送る

PSD形式で書き出し、Air Dropを使って、ipadからデクスクトップPCへ送信しました。

Photoshopで開く

Photoshopで開いてもレイヤーはそのまま保存されています。

ノートに描いたようなあんぱん

Photoshopでレイヤーの下にノートの画像を重ねて「ノートに描いたようなあんぱん」にしてみました。
Frescoは、描いた絵をスキャンしなくてもデータとして使える、修正がしやすい、色がたくさん選べるので、印刷物に使うにはとても便利だと思いました。いろんなパンの絵を描いて、パン屋さんのリーフレットを作ってもおしゃれだと思います。

画用紙に色鉛筆で描く絵は、あたたかみもあるし、額に入れて飾ることもできます。
描いたところを指でこすることもできるので、それが魅力です。
子どもがクレヨンで厚く描いてあるところを、指でこすってぼかしてある絵が、とても好きです。

Frescoでも指でこする作業ができればうれしいです。今回それが見つけられませんでしたが、あるのでしょうか。これから探してみたいと思います。

*Adobe Fresco スケッチ&ペイントアプリ
*Adobe Fresco よくある質問

ミニ盆栽を作ってみました。小さな松と南天。

お正月商品を撮影させていただくお仕事があって、いつもクライアントさんがコーディネートしてくれるのですが、自分でもアレンジすることがあって、商品のバックにミニ盆栽をぼかして入れたいと思いました。
古くから盆栽は、お正月や慶事の際に、玄関などに飾られてきたそうです。
今回、ネットで小さな松と南天の苗、信楽焼の鉢を購入して、それに苔(コケ)を加えて、ミニ盆栽を作ってみました。
ちなみに「コケにしやがって」のコケは「虚仮」と書くそうです。

ミニ盆栽 松と南天

C o n t e n t s
▶︎ミニ盆栽を作る準備
▶︎鉢底の水はけを良くする
▶︎苗を植えて盆栽用の土を入れる
▶︎盆栽ガーデニング

ミニ盆栽を作る準備

三河黒松・紅白南天

【準備したもの】
*松の苗(三河黒松)・南天の苗(紅白南天)
*陶器の鉢(2点)
*苔(コケ)
*1.5cmくらいの鉢底石(鉢底の穴から、小石が出ないようにするために使いました。ネットを敷くことが一般的。)
*小品小柏用鉢底土
*盆栽用の土(ホームセンターで購入)
*剪定ばさみ
土入れ

遊恵盆栽さんにて、小さな松と南天の苗、信楽焼の鉢、鉢底土を購入しました。発送も早く、梱包もとても丁寧にされていました。信楽焼の鉢もシンプルでおしゃれです。
松は、四季を通して、常に青々としていることから「不老長寿」の象徴として考えられてきました。
南天は「難を転じて福となす」という意味で、縁起物とされてきました。

鉢底の水はけを良くする

鉢底石

鉢底の穴から小石が出ないようにするために、穴より少し大きめの鉢底石を入れます。こちらはネットを敷くほうが一般的です。
その上に「小品小柏用鉢底土」を敷きます。水はけを良くするためです。

鉢底土

苗を植えて盆栽用の土を入れる

ミニ盆栽を作る

松の苗・南天の苗をポットから取り出して、鉢の正面と苗の正面になるところのバランスをみながら、鉢に入れます。植え替えるときには、根から古い土を取り除いたほうが良いみたいですが、今回初めての盆栽作りで心配だったので、根はあまりほぐさずに入れました。
土入れを使って、土が下にも入るように指でおさえながら、盆栽用の土を鉢の上部まで入れます。

庭にあったきれいな苔(コケ)を、土入れを使って掘り出し、苗の根元に置きました。こちらもはずれないように、指でおさえています。
いらない枝を剪定ばさみで切り整えて、一番上の写真のようになりました。

盆栽は、基本的には外で育てるそうです。夏の暑い日や冬の寒い日には、置く場所を変えたり、カバーをしたりする必要があります。
5月アタマに植えてから、半日陰に置いてありますが、苔の一部が少し茶色くなってきたので、毎日水やりと苔には霧吹きをかけています。

盆栽ガーデニング

自宅に「盆栽ガーデニング」加藤文子(著) 「盆栽ガーデニング[2]四季とインテリア」加藤文子(著)があり、読み返してみました。使っている道具や、植え替える時の方法が写真付きで書かれていて、わかりやすいです。掲載されている盆栽がどれも繊細で、優しい感じがします。
盆栽は、遣唐使が中国から日本に伝えたと云われていて、日本での歴史もとても古いそうです。
山などに自生する植物も尊くてきれいですが、もっと身近に植物を感じられる盆栽も好きです。