アンテーク風の白い板を作ってみました。

アンティーク風の白い板

写真の白いアンティーク風の板4枚と、クリーム色の板4枚は、撮影の時に背景として使いたくて、何年か前にオンラインショップで購入したものです。その時は5色くらい展開していて、最近ブルーも購入しようと思ってショップを見てみると、もうその商品の取り扱いはありませんでした(゚o゚;;
板のウラには「Made in China」のシールが貼られています。
他のショップも探してみましたが、ちょうどよい板が見つけられなくて、自分で作ろうと思ってアマゾンで材料を購入しました。今回作ったのは4枚の板の下に敷いてある白い木材です。

アンティーク風の板を作る材料

*用意したもの:杉板3枚、アクリルガッシュ白(水性顔料)、平筆、紙やすり(サンドペーパー)

▶︎国産杉 幅230×長さ700×厚み27mm 無塗装
▶︎アクリルガッシュ ホワイト 100ml
▶︎サクラクレパス デザイン筆 平筆

杉板は厚みが25mmもあるので、3枚も持ち運ぶのが、けっこう重くて大変です。外出先の撮影には持っていけない重さです。もっと薄い板にすれば、外出先にも持っていけたのに。。(^^;;

アクリルガッシュは100mlを購入しましたが、そんなに大きくなくても充分に足りました。調べてみると、20ml、40mlもあるようです。水性顔料なので、水に溶かして塗りました。乾いてからも水に溶けそうなので、雨が当たる場所での使用は難しそうです。今回は撮影用なので水性でOKです。

紙やすりは「耐水」を買ったけど、今回のものには向かなくて、家にあった「空研ぎペーパー」を使いました。板に絵の具を塗って乾かした後に、紙やすりをかけるので、通常のものはすぐに目詰まりしますが「空研ぎペーパー」はあまり詰まらず、作業が進みます。(´▽`)

家族に手伝ってもらいながら、杉板の片面をアクリルガッシュで塗り、一晩よく乾燥させてから次の日に紙やすりをかけて、その表面を濡らした布でゴシゴシ拭き取りました。
紙やすりを折ったカドのところを使って、板の表面にキズもつけてみました。その後にまた布でゴシゴシ。
アンティーク風な質感になりました♪

デザインとは何だろう。

ブックスタンド

私は、デザインの仕事にたずさわってから(ブランクの期間を除いて)合計すると約20年くらい。今は子育てをしながら、自宅でお仕事をいただいているので、年数は長くても時間にしたら短いのかもしれません。
今回、重い腰を上げてやっと自分のブランディングと、ホームページを作ろうと決めて、制作中です(^^;;

自分のアタマの中を整理するためにも、子どもに仕事の説明をするためにも「デザインとは」を自分なりに考えてみました。

高校2年生の時に、将来の進路を決めなければならない時まで「デザイン」という言葉にまったく無縁だったのですが、絵を描くこと、縫うこと、編むことが好きで、それを生かすための仕事が「デザイナー」という職業なんだと、おしえていただきました。

「デザイナー」になるためには、デッサンを学んで、美術大学やデザインの専門学校で勉強をして、デザイン会社で働くというのが一つの道筋ですが、その道筋でなくても、センスと行動力、学ぼうと思う強い気持ちがあれば、道が拓けて仕事や人とめぐり逢えるのだと思います。

まわりを見渡せば、家も、家具、カーテン、家電、洋服、食器、調理器…と生活に関わるすべてが、誰かによってデザインされています。道に生えてる雑草や、野鳥たち、昆虫、雲、雨、風は「自然」ですよね。

紋黄蝶の絵

現在お仕事をいただいているクライアント様は、私から「デザインはいかがですか」と営業したのではなくて、クライアント様から「デザインしてくれる方を探しています」という場合が多いです。デザインの必要性をわかっているのだと思います。

デザインとして必要とされていることは、どんなことでしょう。
*広告だったら、わかりやすい、インパクトがある、集客したい…
*商品なら、使いやすい、たくさん売りたい、おしゃれにしたい…
*食品は、安心・安全を伝えたい、美味しそうに見せたい…
*洋服であれば、着心地がよい、おしゃれ、バリエーションが豊富…など

使う人がどういうものが必要なのか考えたり、広告を見る人がどういう言葉なら、どういう写真なら魅力を感じてくれるか考えて、それをカタチにしていくことが「デザイン」だと思います。
制作する時は、自分も「好き」と思える方が、よりお客様にも伝えられると思うので、クライアント様の良いところをたくさん見るようにしています。
使う人たちを想定せずに、自分の作りたいものを作ったり、世の中にメッセージを伝えるための行動は「アート」「芸術」になるんでしょうか。でも自分の作りたいものが、多くの人たちの共感を得る場合もあります。
私も美術館や博物館でアート作品を観たり、演劇やライブも好きです。

今日に感謝をして、ひたすら前向きに、よい仕事ができるように努めてまいります。